三叉麻痺・四肢麻痺について

三叉麻痺とは顔の痛覚・触覚・冷熱などの感覚を脳に伝える神経が損傷して起こる麻痺であり、四肢麻痺とは両手・両足の神経が損傷して起こる麻痺のことをいいます。

三叉麻痺・四肢麻痺の症状

三叉神経に障害が起きると、顔に触れただけで電気が走るような痛みを感じたり、感覚が鈍くなるなどの麻痺症状があらわれます。特に多いのは上唇や下唇、舌などの感覚が鈍くなるため、食事や会話が困難になる症状です。

三叉麻痺の初期症状として、歯磨きや食事をすると歯に激痛が走る、化粧や洗顔、髭剃りなどで顔に触れると痛みが走るなどがあります。これらの症状があらわれた場合は注意が必要です。

一方の四肢麻痺は、患者数が極めて少ない稀な疾患で、症状があらわれると自分の意志で手足を動かすのが難しくなるため、食事・排泄・着替え・お風呂・仕事・買い物・移動などの日常生活を困難にします。

四肢麻痺の症状についてよく知られているのが手足に力が入りづらくなることです。当たり前のようにできていたことがある日を境に困難になっていくため、心身への負担が大きい症状です。

三叉麻痺・四肢麻痺の原因

三叉麻痺の原因の多くが血管による神経圧迫であり、治療を受けている患者さんのうち約90％を占めます。動脈と静脈による神経への圧迫により、血管が拍動するたびに刺激され痛みを感じます。この他にも神経鞘腫（しんけいしょうしゅ）や類上皮腫、髄膜腫などがあります。

四肢麻痺の原因のひとつである脊髄（頚髄）損傷は、交通事故や高い場所からの落下、転倒などによって起こります。転倒やしりもちなどの軽い衝撃で頚髄を損傷してしまうこともあり、高齢化が進む日本では増加傾向にあります。

三叉麻痺・四肢麻痺は当院にお任せください

痛みや身体の不調は日常生活において大きなストレスとなります。当院は症状に合わせた身体への施術だけでなく、患者様それぞれに合わせた心の健康を取り戻すための施術も大切だと考え、治療にあたっています。患者様の気持ちに寄り添った施術を心がけ、サポートいたします。