野球肘の原因
野球肘と聞くと、「投げすぎが原因やろ」と思う方が多いですが、実は身体全体の使い方も大きく関係しています。特に体幹や股関節の動きが悪い状態でボールを投げ続けると、本来全身で生み出すはずの力を肘だけで受け止めることになり、痛みや障害につながってしまいます。
投球動作では、下半身から体幹、肩、肘、手首へと力を伝える連動性が重要です。しかし股関節が硬かったり、体幹がうまく使えていなかったりすると、その力の流れが途中で途切れ、肘への負担が大きくなります。その結果、肘の内側に強い牽引力や圧迫力が加わり、炎症や軟骨・靭帯の損傷を引き起こします。
野球肘に関係している筋肉
野球肘に関係している筋肉は、股関節を支える大殿筋や中殿筋、体幹を安定させる腹横筋、多裂筋、さらに肩甲骨を動かす前鋸筋や下部僧帽筋などです。これらの筋肉が十分に機能しないと、投球フォームが崩れやすくなり、肘に負担が集中します。
野球肘の治療
野球肘の治療では、痛みのある肘のケアだけでなく、股関節や体幹の柔軟性・安定性を改善することが大切です。鍼灸治療や手技療法によって筋肉の緊張を和らげ、動きやすい身体づくりを目指します。また、フォームチェックを行い、肘に負担の少ない投げ方を身につけることも重要です。
野球肘の予防
野球肘の予防には、肩や肘のストレッチだけでなく、お尻や股関節周りの柔軟性を高めることが効果的です。体幹トレーニングを取り入れることで、全身を使った安定した投球動作につながります。肘を守るためには、肘だけでなく身体全体のコンディションを整えることが大切なんです。


