顔面神経麻痺について
顔面神経麻痺とは?
顔面には二つの神経が通っていますが、これのうちのどちらか一方が何らかの障害や外傷により、一時的に顔面の麻痺が発生する状態を顔面神経麻痺と呼んでいます。
それぞれの顔面神経は、右と左の顔面の筋肉を支配しているものであり、目を閉じたり笑顔になる、しかめっ面をするなどといった様々な顔の表情を制御することになります。それだけではなく涙を分泌する涙腺や、耳の中にある小さな骨の筋肉へも刺激を送っています。
さらには舌からの味覚の刺激も伝達する働きを持ち合わせています。一度顔面神経麻痺が発症した場合には、顔面神経の機能が働かなくなってしまいます。
顔面麻痺の症状
脳から顔面の筋肉に送られる信号が遮断されることになるので、その結果として顔面の筋肉が脱力を起こしたり、麻痺が発生します。
具体的な症状
軽い圧力を覚えるものから、完全な麻痺に至るまで様々です。
・顔面の片側、もしくは両側に引きつれを起こしたり
・目尻と口角のたれさがり・よだれが勝手に垂れてしまったり
・目と口の乾燥など様々な症状を引き起こします。
これらの兆候の多くは突然に発症し、48時間以内にピークを迎えることになるでしょう。そのほかにも下あごなどに痛みや不快感を生じたり、耳鳴りや頭痛が発症することもあります。
顔面神経麻痺について
顔面神経麻痺は、顔面の筋肉を制御する神経が膨らんで炎症を起こし、圧迫されることによって発症しますが、何が原因になってこのような症状を引き起こすのかはわかっていません。
男女に同じような割合で発症し、どの年齢層にも発生するものの、15歳未満と60歳以上の発症は少ないとされています。顔面神経麻痺にお悩みの方は、いろはに整骨院 鍼灸院 本町院にお越し下さい。皆様のご来院を心よりお待ちしております。